16日付の香港紙・明報(B3面)によると、米アパレルブランドのトミーバハマは年末、香港に出店する。
同社のアジア地区における初支店は先にマカオのカジノ・リゾート「ベネティアン・マカオ」内に開設。
同社のピロー最高経営責任者(CEO)によると、マカオと同時期に香港でも店舗探しを行ったが、
香港の賃貸料がニューヨーク中心地の倍以上と高値だった上、
選択肢も少なかったため、マカオ開店が先になったという。
香港店の広さはマカオ店の倍の5000平方フィートを予定している。
同社は今年、香港に加え、シンガポールと東京にも出店を計画。
さらに、来年は上海市や北京市にも進出する予定で、店舗探しを始めている。
ピロー氏は「香港出店は本土進出への足掛かり」と述べ、
「本土進出のため、まずは香港でブランド認知度を上げたい」としている。
また、同社のウッド会長は
「5年後にはアジア事業の売上高は全売上高の10%を占めるまでに成長するだろう」との見通しを示した。 |